2009.11.16 (Mon)
鯛QQQQQQ SC-5
前回のあらすじ
**********************************************
スタート直後に天国から地獄へ堕ちたチーム関西。一時は決勝進出を諦めて思い出作り走行に切り替えようとするが、コースに慣れればあれよあれよと順位を上げて、残り30分の時点で決勝進出枠まであと1つ。
しかし決勝進出をもくろむ我々の前に立ちはだかったのは高い、あまりに高い壁だった。
**********************************************
ドライバーチェンジで飛び出した某M氏が追うのは4位の車。
同一周回といえど、広い広い掛川サーキットを利用したレイアウトではコーナー1つ2つの差がとてつもなく先の話です。
少し落ち着いたのか、紙一重のマージンを取りながらも攻めた走りをするドライビングを見て、時計に目をやる。
時間は残り30分を切っている。
充電済のバッテリーは残り3本。
ここから10分で回せば残りピットイン2回の時間ジャストで走りきる計算だが、追う立場にとってバッテリー消耗は相当厳しいはず。出来ればバトルをせずにワンチャンスで前に出て、そこから逃げるのが燃費的に一番良いはず・・・
いやそれとも無難に8分ピットイン×3にするか?
ピットワーク1回15秒を犠牲にしても、活きの良いバッテリーを投入した方がいいのか?
アウトラップの圧倒的な速さはこの日何度も目にしていることもあり、悩ましい判断をここにきて迫られるとはねぇ。
そうこうしているうちにマシンは4位に急接近!
さぁ見えたぞ!射程圏内というにはチト遠いが、同じ視野圏で2台確認できる位まで入ってきた。迫る速度は圧倒的にこっちが上。このままの勢いで一気にガブッとかみつけるか?
しかし周回遅れを間に挟み、テールトゥノーズにはまだ持ち込めそうにない。
徐々にドライバーの焦る気持ちがマシンの動きに出てきている。アタックをかけようとして阻まれ、遅れてはまた追いかけてを繰り返してここに来て動きが安定しない。こういう走りはドライバー&バッテリーの消耗が激しい。ルーティンの10分、どこまで追いすがることが出来るか?
もう一度時計を見る。
少し考える。
決断する。
このままだと致命的なミスが起きかねない。
ここは予定より早くピットインだ。
トランシーバーの使えない我々は早めのピットイン指示として、次のドライバーを操縦台に向かわようと思ったら・・・
なぜか車がピットに帰ってきたーーーーー!
次のドライバー着いてないのにマシン帰って来ちゃったー!!
6分で帰ってきたドライバー曰く、『タレた』そうな(笑)
ウフフ。耐久って予定通り行かないからおもろいけど、これはおもろすぎだわ。
なんとか次のドライバーにダッシュで操縦台へ上がってもらい、予定よりちょいと早めの残り2パック。
ここでプロポを託すのはワーチャンドライバー、某K氏。
予定外のピットインでまたも4位に大きく差を付けられているが、まだだ、まだ行ける。車はウチの方が絶対的に速い。
某K氏は今日が初掛川にもかかわらず、その無駄のない走りでペースアップ。周回遅れをパスする時は躊躇することなくズバッと切れ味鋭く切り込み、周回を重ねる毎に4位に迫る!
残り15分、遂に4位を射程圏内にとらえる!!そして一気にパス!!
キターーーーーー
ツインメッセ行きの切符が復活したーーーー
このまま大逃げで逃げれば・・・と守りに入ったかどうかは分かりませんが、周回遅れに阻まれてグダグダしてる間に抜き返されまたも5番に転落。さすがは耐久エキスパートのチームだ、簡単にゃー行かせてくれんわな。
その後何度もアタックを仕掛けるも、その都度跳ね返される痺れる展開は延々と続きます。
レースはここまでに80分経過し、残り約10分。
4位争いの2チームはそれぞれ最後のピットインを終えれば、勝負の行方はラストドライバーの直接対決にゆだねられます。
実況もこの時点で4位争いのみをアナウンスし、いやが上に期待は高まります。
先にピットに入ったのは4位のチーム。その間に順位をあげますが、こちらもあと1回のピットインを残しているためここでマージンを稼いでおきたい所。果敢に攻めて数周遅れのピットイン直前にはコーナー2つ程度の差を付けますが、ピットストップ15秒で逆転されるマージンっすよ。
残り10分。
マシンがピットに帰ってきた。急いでバッテリーを外し、新しいのと付け替えてコースへ復帰させる。視界の端にとらえるのは「あのチーム」がピット前のレーンを通過している姿!これで5番手に落ちた。
しかしもうあとはやるしかない。いや、やってもらうしかない。
最終ドライバー、某H氏に操られ間髪入れずコース復帰するやいなや立ち上がるマシン。
そしてバックストレートへ!目の前にいるマシンは・・・4位だ!!!
5m先のマシンを残り10分で抜けば決勝へ行ける。アウトラップ直後の速い直線速度を生かして一気に背後に迫る。
まさにテールトゥノーズ。FDに施された8灯の前照灯が前を行く車のバンパーをチラチラと照らすかのような超接近戦。
もはや我々にはマーシャル以外出来ることはない。
それぞれが各地に散らばり、何時何が起きようとも即座に駆けつける体制で最後の走りを見守る。
やはり車の動きはこちらが良い。しかし、その巧みなライン取りと周回遅れの捌き方でなかなか追いつき追い抜く状況は生まれない。
左セクションで後れを取り、右セクションで追いつく展開が何度も何度も繰り返されますが、なんどアタックしても跳ね返され、遅れ、また追い上げる辛い展開にかわりはありません。
おそらく、パスできるとしたらバックストレート進入からの切り返し、または最終コーナーしかないことは誰の目に明らかだっただろう。
後方からプレッシャーを掛け、相手がミスするのを待ちますが全く破綻の様子はうかがえず、逆にこちらが精神的に追いつめられているくらいか?
と思ったらピット前で周回遅れに回されてタイヤバリアにヒット、そしてスタック!!
周りも見ずに急いで救出へ行き、助け起こした頃には4位はもう遙か先。終わった・・・今年はもうダメだったわ。
監督である私がそんな風に諦めていてもドライバーは決して諦めません。
もう一度走り続け、少しずつ少しずつ追いかけます。
残り2分。今日何度目か分からないテールトゥノーズにまで追いついた!そして最終コーナーで並んでインフィールドへ。
きた!抜いた!4位だ!
この人らホンマ凄いわ。
しかし、4位に上がるもすぐに抜き返され5位へ。
マシンはこちらが速い、腕だって自信を持って送り出した我がチーム唯一のTRFチャレンジャーだ。それでも抜けない、抜いてもそのまま逃げ切れない。どこまでも追いかけてくる影のように一度張り付いたら離れない。ミスをするまで離れない。
ここまでくると、もう4位は抜けないんじゃないか?とまで思えてきます。
極端な話、この2台の順位関係はそのままで、1〜3位が転落する方が可能性高いんじゃないかとすら思えてきます。
それほどまでに高く、険しく、厳しい4位の壁。
そして遂にレース終了の90分が目の前に。
時々離れながらも、この30分ほとんど僅差で走り続けた2台の勝負ももう終わります。
右セクションで何度も何度も仕掛けますが、固いブロックに阻まれ前に出ることは出来ません。
そして遂に90分を過ぎ、勝負はラスト周回へ!
4位との距離はホンの鼻先。手を伸ばせば届きそうなこの数mの距離が絶望的なほど遠く感じられます。
インフィールドを無難にこなし
バックストレートで差を詰め
右奥セクションでチャンスをうかがいます
しかしチャンスは全くなし。
そして最後の最後、ラストラップ、ラストコーナー。ここしかない場所でインに飛び込む!
2台がほとんど並んで立ち上がり、ゴールは短いホームストレート前!!
ピッ、ピッ
小さく鳴ったABMポンダーの音が2台の順位をあくまでクールに教えてくれます。
振り返った掲示板に表示されていたのは
4位 110周 90分11秒.53
5位 110周 90分11秒.83
90分走行して、その差0.3秒!

結果?
ダメでした〜
倒れるように椅子にどっかと座り込んで、思わず笑っちゃったよ。もうさ、おもろすぎだ。
悔しいと言うより晴れやかな気持ちで、ドライバー全員と握手して我々の挑戦は終わりました。
長文で引っ張り倒してこんな結果でスマンね。
まぁさ、掛川初走行にしては結構イイ線行ったと思わない?
帰りの車内は重い雰囲気だったけど、さわやかでげんこつハンバーグ食べたら飛んじゃったよ(笑)
耐久に参加された方々お疲れさまでした。四国岡山勢には沢山サポート頂きましたが、不甲斐ない結果で申し訳ないっす。
来年は「チーム関西」を拡大して「チーム西日本」で決勝での優勝を目指して頑張りたいと思いますので、勧誘される悪寒がした人は今から心構えをよろしくね。
しかし今回の撃沈は「呪いのアレ」のせいかな・・・アハハハハ。
※レース内容は100%記憶のみで書いておりますので、実際と異なる可能性があります。細かいことは気にしないでね。
**********************************************
スタート直後に天国から地獄へ堕ちたチーム関西。一時は決勝進出を諦めて思い出作り走行に切り替えようとするが、コースに慣れればあれよあれよと順位を上げて、残り30分の時点で決勝進出枠まであと1つ。
しかし決勝進出をもくろむ我々の前に立ちはだかったのは高い、あまりに高い壁だった。
**********************************************
ドライバーチェンジで飛び出した某M氏が追うのは4位の車。
同一周回といえど、広い広い掛川サーキットを利用したレイアウトではコーナー1つ2つの差がとてつもなく先の話です。
少し落ち着いたのか、紙一重のマージンを取りながらも攻めた走りをするドライビングを見て、時計に目をやる。
時間は残り30分を切っている。
充電済のバッテリーは残り3本。
ここから10分で回せば残りピットイン2回の時間ジャストで走りきる計算だが、追う立場にとってバッテリー消耗は相当厳しいはず。出来ればバトルをせずにワンチャンスで前に出て、そこから逃げるのが燃費的に一番良いはず・・・
いやそれとも無難に8分ピットイン×3にするか?
ピットワーク1回15秒を犠牲にしても、活きの良いバッテリーを投入した方がいいのか?
アウトラップの圧倒的な速さはこの日何度も目にしていることもあり、悩ましい判断をここにきて迫られるとはねぇ。
そうこうしているうちにマシンは4位に急接近!
さぁ見えたぞ!射程圏内というにはチト遠いが、同じ視野圏で2台確認できる位まで入ってきた。迫る速度は圧倒的にこっちが上。このままの勢いで一気にガブッとかみつけるか?
しかし周回遅れを間に挟み、テールトゥノーズにはまだ持ち込めそうにない。
徐々にドライバーの焦る気持ちがマシンの動きに出てきている。アタックをかけようとして阻まれ、遅れてはまた追いかけてを繰り返してここに来て動きが安定しない。こういう走りはドライバー&バッテリーの消耗が激しい。ルーティンの10分、どこまで追いすがることが出来るか?
もう一度時計を見る。
少し考える。
決断する。
このままだと致命的なミスが起きかねない。
ここは予定より早くピットインだ。
トランシーバーの使えない我々は早めのピットイン指示として、次のドライバーを操縦台に向かわようと思ったら・・・
なぜか車がピットに帰ってきたーーーーー!
次のドライバー着いてないのにマシン帰って来ちゃったー!!
6分で帰ってきたドライバー曰く、『タレた』そうな(笑)
ウフフ。耐久って予定通り行かないからおもろいけど、これはおもろすぎだわ。
なんとか次のドライバーにダッシュで操縦台へ上がってもらい、予定よりちょいと早めの残り2パック。
ここでプロポを託すのはワーチャンドライバー、某K氏。
予定外のピットインでまたも4位に大きく差を付けられているが、まだだ、まだ行ける。車はウチの方が絶対的に速い。
某K氏は今日が初掛川にもかかわらず、その無駄のない走りでペースアップ。周回遅れをパスする時は躊躇することなくズバッと切れ味鋭く切り込み、周回を重ねる毎に4位に迫る!
残り15分、遂に4位を射程圏内にとらえる!!そして一気にパス!!
キターーーーーー
ツインメッセ行きの切符が復活したーーーー
このまま大逃げで逃げれば・・・と守りに入ったかどうかは分かりませんが、周回遅れに阻まれてグダグダしてる間に抜き返されまたも5番に転落。さすがは耐久エキスパートのチームだ、簡単にゃー行かせてくれんわな。
その後何度もアタックを仕掛けるも、その都度跳ね返される痺れる展開は延々と続きます。
レースはここまでに80分経過し、残り約10分。
4位争いの2チームはそれぞれ最後のピットインを終えれば、勝負の行方はラストドライバーの直接対決にゆだねられます。
実況もこの時点で4位争いのみをアナウンスし、いやが上に期待は高まります。
先にピットに入ったのは4位のチーム。その間に順位をあげますが、こちらもあと1回のピットインを残しているためここでマージンを稼いでおきたい所。果敢に攻めて数周遅れのピットイン直前にはコーナー2つ程度の差を付けますが、ピットストップ15秒で逆転されるマージンっすよ。
残り10分。
マシンがピットに帰ってきた。急いでバッテリーを外し、新しいのと付け替えてコースへ復帰させる。視界の端にとらえるのは「あのチーム」がピット前のレーンを通過している姿!これで5番手に落ちた。
しかしもうあとはやるしかない。いや、やってもらうしかない。
最終ドライバー、某H氏に操られ間髪入れずコース復帰するやいなや立ち上がるマシン。
そしてバックストレートへ!目の前にいるマシンは・・・4位だ!!!
5m先のマシンを残り10分で抜けば決勝へ行ける。アウトラップ直後の速い直線速度を生かして一気に背後に迫る。
まさにテールトゥノーズ。FDに施された8灯の前照灯が前を行く車のバンパーをチラチラと照らすかのような超接近戦。
もはや我々にはマーシャル以外出来ることはない。
それぞれが各地に散らばり、何時何が起きようとも即座に駆けつける体制で最後の走りを見守る。
やはり車の動きはこちらが良い。しかし、その巧みなライン取りと周回遅れの捌き方でなかなか追いつき追い抜く状況は生まれない。
左セクションで後れを取り、右セクションで追いつく展開が何度も何度も繰り返されますが、なんどアタックしても跳ね返され、遅れ、また追い上げる辛い展開にかわりはありません。
おそらく、パスできるとしたらバックストレート進入からの切り返し、または最終コーナーしかないことは誰の目に明らかだっただろう。
後方からプレッシャーを掛け、相手がミスするのを待ちますが全く破綻の様子はうかがえず、逆にこちらが精神的に追いつめられているくらいか?
と思ったらピット前で周回遅れに回されてタイヤバリアにヒット、そしてスタック!!
周りも見ずに急いで救出へ行き、助け起こした頃には4位はもう遙か先。終わった・・・今年はもうダメだったわ。
監督である私がそんな風に諦めていてもドライバーは決して諦めません。
もう一度走り続け、少しずつ少しずつ追いかけます。
残り2分。今日何度目か分からないテールトゥノーズにまで追いついた!そして最終コーナーで並んでインフィールドへ。
きた!抜いた!4位だ!
この人らホンマ凄いわ。
しかし、4位に上がるもすぐに抜き返され5位へ。
マシンはこちらが速い、腕だって自信を持って送り出した我がチーム唯一のTRFチャレンジャーだ。それでも抜けない、抜いてもそのまま逃げ切れない。どこまでも追いかけてくる影のように一度張り付いたら離れない。ミスをするまで離れない。
ここまでくると、もう4位は抜けないんじゃないか?とまで思えてきます。
極端な話、この2台の順位関係はそのままで、1〜3位が転落する方が可能性高いんじゃないかとすら思えてきます。
それほどまでに高く、険しく、厳しい4位の壁。
そして遂にレース終了の90分が目の前に。
時々離れながらも、この30分ほとんど僅差で走り続けた2台の勝負ももう終わります。
右セクションで何度も何度も仕掛けますが、固いブロックに阻まれ前に出ることは出来ません。
そして遂に90分を過ぎ、勝負はラスト周回へ!
4位との距離はホンの鼻先。手を伸ばせば届きそうなこの数mの距離が絶望的なほど遠く感じられます。
インフィールドを無難にこなし
バックストレートで差を詰め
右奥セクションでチャンスをうかがいます
しかしチャンスは全くなし。
そして最後の最後、ラストラップ、ラストコーナー。ここしかない場所でインに飛び込む!
2台がほとんど並んで立ち上がり、ゴールは短いホームストレート前!!
ピッ、ピッ
小さく鳴ったABMポンダーの音が2台の順位をあくまでクールに教えてくれます。
振り返った掲示板に表示されていたのは
4位 110周 90分11秒.53
5位 110周 90分11秒.83
90分走行して、その差0.3秒!

結果?
ダメでした〜
倒れるように椅子にどっかと座り込んで、思わず笑っちゃったよ。もうさ、おもろすぎだ。
悔しいと言うより晴れやかな気持ちで、ドライバー全員と握手して我々の挑戦は終わりました。
長文で引っ張り倒してこんな結果でスマンね。
まぁさ、掛川初走行にしては結構イイ線行ったと思わない?
帰りの車内は重い雰囲気だったけど、さわやかでげんこつハンバーグ食べたら飛んじゃったよ(笑)
耐久に参加された方々お疲れさまでした。四国岡山勢には沢山サポート頂きましたが、不甲斐ない結果で申し訳ないっす。
来年は「チーム関西」を拡大して「チーム西日本」で決勝での優勝を目指して頑張りたいと思いますので、勧誘される悪寒がした人は今から心構えをよろしくね。
しかし今回の撃沈は「呪いのアレ」のせいかな・・・アハハハハ。
※レース内容は100%記憶のみで書いておりますので、実際と異なる可能性があります。細かいことは気にしないでね。
2009.11.10 (Tue)
鯛QQQQQQ SC-4
前回のあらすじ
**********************************************
混乱のスタートを切り開くべく送り出したドライバーは見事3位で帰還!!
が、すぐに自爆でべべ転落!
さぁてチーム関西、ここから追い上げなるか?
**********************************************
レースは90分の長丁場。たとえべべに落ちたとしても、1周毎に1秒詰めていけばすぐに追いつけるさ!
と表向きは強がっていましたが、このSC-3に参加しているチームはそんな少しの差すら致命傷になるほどの強豪チームが渦巻いていることは事前調査でわかっておりました。
SC-3参加は13チーム。
このうち、昨年の耐久本戦へ駒を進めたチームは3チーム!
さらに昨年決勝進出経験者が監督やドライバーで参加しているチームが他に2チーム!
つ・ま・り、初参加の我々が決勝に進むには昨年の決勝進出チームor決勝進出監督orドライバーを少なくとも2チーム撃破しないと可能性が薄いってこと。耐久レースは単純にドライバーの技量だけでなく、チーム戦術含めたピットワークなどバックアップ体制が勝敗の非常に大きな鍵を握っているので、この経験値の違いはいかんともしがたい。
ってことで事前に他チームを徹底リサーチして、耐久素人の我々が決勝に進めるために導き出したプランは・・・
「勝負しない」
正直に見て、我々チームの実力は全体の5〜6番手だろう。経験値の少なさをドライバーの技量で補っているが、普通にやればこの中じゃまず勝てない。
特に昨年決勝で2位と5位になったチームとは経験の差が歴然であるので、この2チームとは「勝負しない」ことに。
おそらく1−2で決勝に進むであろう両チームとの競り合いを避けることでバッテリーの消耗、マシンの損傷、ドライバーの負担を軽減し、ミスで自滅することを避けて4位に滑り込むという超消極的ながらも現実味のある作戦でしょ?
それでもせっかく掛川まで行って名門チームと走るチャンスがあったら、チキチキしたいよねぇ。
だから作戦は作戦でおいといて、「チキチキしたかったらやっても良いよ」といきなり作戦撤回の指示を出したのは浜松着く手前だったかな?行き当たりばったり、それば我がチームの本当の作戦なのサー。
さて、コースに目をやれば下位転落の失地を回復しようと、某M氏が果敢に攻めまくりで周回しておりますよ。
しかし前を急ぐあまりか、ギリギリの走りでピットはかなり冷や冷やモード。そこで某H氏がトランシーバーで落ち着いて走るよう指示を出した所・・・
ピットインしてきたよ!
しかも、たった5分で!!
いやいやいや、車が壊れたのかと大慌てでチェックしますがどこも壊れてる感じはないよ?
とりあえずピットインしちゃったのでバッテリーとドライバーを交換しますが、予想外の早い時間なのでドライバーが準備できておらず、マーシャルから操縦台へ上がってもらうまでマシンはピットで暫し放置プレー。
他のチームはビュンビュン周回中だから、ホント"ぽつーーーーん"って感じでたたずんでました。
5分で帰って来ちゃったらバッテリー足りねえじゃん・・・
あとで聞くとトランシーバーの調子が悪くて、ピットイン指示だと勘違いしたそうな。ふー、来年行くならもっと良いレシーバー用意しとくよ。
さてまたも順位を落とした所から走り出すのは、2ndドライバー某K氏。その豊富なレース経験で初見コースとは思えないラインで走行し、他の車をガンガン抜いていきます。ひょえ〜、メッチャ速いがな!しかも抜く時がここしかないってトコでスパッと抜くのね〜
と感心してたら、またもピットから一番遠い所でマシンがスタック!!
両ドライバーがダッシュでかけよってレスキューしますが、この時点でトップとはかなり差が。しかも予想通り強豪チームが上位にいるので、追いつくのは相当厳しい情勢に半笑いするしかないチーム関西。
それでも11位まで順位を戻し、3rdドライバー某H氏にチェンジ。耐久マシンのオーナーはラインと車の動きを確かめるような走りで、このサーキットでのベストな走りを見極めようとデータどりしつつ順調に周回。予定よりかなり長く走ってもらい順位は一つあげて10位になるも、30分経過時点でトップとは5周以上の差が開いています。
うわー、やはりアレか?四国、岡山勢が撃沈した呪われし「アレ」のせいなのか!リヤスポが取れたのもそのせいか?
そう、あのオレンジジュース・・・
四国勢が笑顔で持ってきて、足を骨折リタイヤした時にピットにあったオレンジジュース。
それを手渡され、04足のピロボールを折るという珍しい骨折で撃沈した岡山勢が飲まずにおいていたオレンジジュース。
そのオレンジジュースは今、我々のチームのピットテーブルの上に静かに鎮座しています。
そんな呪い、我らが払ってやる!
だってくる途中、助手席でみかん食べてた人いるんだもん!呪い返しじゃwww
そこから30分。チーム関西の面々は呪いから解かれたように大きなトラブル無く周回。
よかった〜、通信教育で「シャナク」おぼえといて(嘘)
気付けば決勝圏内まであと1つの5位まで猛烈プッシュ!!いつの間に?何台抜いた?
しかも4位は同一周回だ。トップ1-2には届かなくても、我らの勢いならこのまま一気に4位までに行けるはず!!
序盤の「5分ピットイン事件」も、みんなに少しずつ長めに走ってもらい、この頃には計画通りに修正完了。
さーて、どれが4位だ?だいぶ先か?掲示板を確認にいき、ゼッケンをチェックしたら・・・
ハァァァァァァァァン
"あの"チームだ!勝てないから「勝負しない」と決めたあのチームじゃんか!!
これはまずい。他のチームならまだしも、ここ相手ではダメだ。経験値が違いすぎる。
しかしここまで来て「作戦」もなんもあったもんじゃない!抜くだけ、30分以内に目の前の車を抜くだけ。
序盤でべべに落ちたチームが60分でここまで登ってきた。残り30分先も登るしか決勝へ進む道はねぇ。
5位進出に浮かれていた空気も一瞬で沈静化。これから30分の長く痺れる戦いに見るもの全てが吸い込まれていくのであった。
つづく
**********************************************
混乱のスタートを切り開くべく送り出したドライバーは見事3位で帰還!!
が、すぐに自爆でべべ転落!
さぁてチーム関西、ここから追い上げなるか?
**********************************************
レースは90分の長丁場。たとえべべに落ちたとしても、1周毎に1秒詰めていけばすぐに追いつけるさ!
と表向きは強がっていましたが、このSC-3に参加しているチームはそんな少しの差すら致命傷になるほどの強豪チームが渦巻いていることは事前調査でわかっておりました。
SC-3参加は13チーム。
このうち、昨年の耐久本戦へ駒を進めたチームは3チーム!
さらに昨年決勝進出経験者が監督やドライバーで参加しているチームが他に2チーム!
つ・ま・り、初参加の我々が決勝に進むには昨年の決勝進出チームor決勝進出監督orドライバーを少なくとも2チーム撃破しないと可能性が薄いってこと。耐久レースは単純にドライバーの技量だけでなく、チーム戦術含めたピットワークなどバックアップ体制が勝敗の非常に大きな鍵を握っているので、この経験値の違いはいかんともしがたい。
ってことで事前に他チームを徹底リサーチして、耐久素人の我々が決勝に進めるために導き出したプランは・・・
「勝負しない」
正直に見て、我々チームの実力は全体の5〜6番手だろう。経験値の少なさをドライバーの技量で補っているが、普通にやればこの中じゃまず勝てない。
特に昨年決勝で2位と5位になったチームとは経験の差が歴然であるので、この2チームとは「勝負しない」ことに。
おそらく1−2で決勝に進むであろう両チームとの競り合いを避けることでバッテリーの消耗、マシンの損傷、ドライバーの負担を軽減し、ミスで自滅することを避けて4位に滑り込むという超消極的ながらも現実味のある作戦でしょ?
それでもせっかく掛川まで行って名門チームと走るチャンスがあったら、チキチキしたいよねぇ。
だから作戦は作戦でおいといて、「チキチキしたかったらやっても良いよ」といきなり作戦撤回の指示を出したのは浜松着く手前だったかな?行き当たりばったり、それば我がチームの本当の作戦なのサー。
さて、コースに目をやれば下位転落の失地を回復しようと、某M氏が果敢に攻めまくりで周回しておりますよ。
しかし前を急ぐあまりか、ギリギリの走りでピットはかなり冷や冷やモード。そこで某H氏がトランシーバーで落ち着いて走るよう指示を出した所・・・
ピットインしてきたよ!
しかも、たった5分で!!
いやいやいや、車が壊れたのかと大慌てでチェックしますがどこも壊れてる感じはないよ?
とりあえずピットインしちゃったのでバッテリーとドライバーを交換しますが、予想外の早い時間なのでドライバーが準備できておらず、マーシャルから操縦台へ上がってもらうまでマシンはピットで暫し放置プレー。
他のチームはビュンビュン周回中だから、ホント"ぽつーーーーん"って感じでたたずんでました。
5分で帰って来ちゃったらバッテリー足りねえじゃん・・・
あとで聞くとトランシーバーの調子が悪くて、ピットイン指示だと勘違いしたそうな。ふー、来年行くならもっと良いレシーバー用意しとくよ。
さてまたも順位を落とした所から走り出すのは、2ndドライバー某K氏。その豊富なレース経験で初見コースとは思えないラインで走行し、他の車をガンガン抜いていきます。ひょえ〜、メッチャ速いがな!しかも抜く時がここしかないってトコでスパッと抜くのね〜
と感心してたら、またもピットから一番遠い所でマシンがスタック!!
両ドライバーがダッシュでかけよってレスキューしますが、この時点でトップとはかなり差が。しかも予想通り強豪チームが上位にいるので、追いつくのは相当厳しい情勢に半笑いするしかないチーム関西。
それでも11位まで順位を戻し、3rdドライバー某H氏にチェンジ。耐久マシンのオーナーはラインと車の動きを確かめるような走りで、このサーキットでのベストな走りを見極めようとデータどりしつつ順調に周回。予定よりかなり長く走ってもらい順位は一つあげて10位になるも、30分経過時点でトップとは5周以上の差が開いています。
うわー、やはりアレか?四国、岡山勢が撃沈した呪われし「アレ」のせいなのか!リヤスポが取れたのもそのせいか?
そう、あのオレンジジュース・・・
四国勢が笑顔で持ってきて、足を骨折リタイヤした時にピットにあったオレンジジュース。
それを手渡され、04足のピロボールを折るという珍しい骨折で撃沈した岡山勢が飲まずにおいていたオレンジジュース。
そのオレンジジュースは今、我々のチームのピットテーブルの上に静かに鎮座しています。
そんな呪い、我らが払ってやる!
だってくる途中、助手席でみかん食べてた人いるんだもん!呪い返しじゃwww
そこから30分。チーム関西の面々は呪いから解かれたように大きなトラブル無く周回。
よかった〜、通信教育で「シャナク」おぼえといて(嘘)
気付けば決勝圏内まであと1つの5位まで猛烈プッシュ!!いつの間に?何台抜いた?
しかも4位は同一周回だ。トップ1-2には届かなくても、我らの勢いならこのまま一気に4位までに行けるはず!!
序盤の「5分ピットイン事件」も、みんなに少しずつ長めに走ってもらい、この頃には計画通りに修正完了。
さーて、どれが4位だ?だいぶ先か?掲示板を確認にいき、ゼッケンをチェックしたら・・・
ハァァァァァァァァン
"あの"チームだ!勝てないから「勝負しない」と決めたあのチームじゃんか!!
これはまずい。他のチームならまだしも、ここ相手ではダメだ。経験値が違いすぎる。
しかしここまで来て「作戦」もなんもあったもんじゃない!抜くだけ、30分以内に目の前の車を抜くだけ。
序盤でべべに落ちたチームが60分でここまで登ってきた。残り30分先も登るしか決勝へ進む道はねぇ。
5位進出に浮かれていた空気も一瞬で沈静化。これから30分の長く痺れる戦いに見るもの全てが吸い込まれていくのであった。
つづく
2009.11.06 (Fri)
鯛QQQQQQ SC-3
前回のあらすじ
**********************************************
車検でタイヤの溝を指摘されたチーム関西。予備を持たない我々はなんとか現地調達でスタートに立つ。
これから始まる大レース♪
**********************************************
ゴホン、今日は本編の前に耐久レースについて説明を少し。
我々が参加した耐久レースは掛川を舞台に60チーム以上がエントリーしています。
それを参加チームが希望する時間帯によって4つのレースに分けて1レース16台で争い、その各レース中で上位に進出したチーム(今回は4位まで)がワーチャンと同時に開催される決勝大会へ進むことが出来ます。
タミグラー憧れのワーチャン会場。全日本を戦い抜いて代表権を得る道のりに比べれば、16チーム中4位までに入ればカーペット路面を走行できる耐久レースは"比較的"ハードルが低いわけです。
しかし決勝へ進むにはあくまで4位までに入ることが重要で、120周走っても5位で決勝に行けないチームもあれば、110周でも4位以内に入って決勝へ行けるチームも出てきます。どの時間帯を選ぶか?出来るだけ強豪と当たらないのはどこか?
エントリーの時点で神経戦は始まっているのです。
そんな中、我々が今回選択した時間帯は12:00スタートのSC-3。
2007年に初参加した時に集めた情報ではSC-3は昼間のレースでタイヤに負担が掛かるし、時間的余裕から地元や近郊の強豪チームが参加することが多いため、初掛川のチームにとっては最も難易度が高いと聞いておりました。
♪だのーにー なーぜー えすしーーー すりーーー
♪君はいくのーかー そんなーに してーまでー
いやー、四国勢がSC-1で岡山勢がSC-2にエントリーしてたんで、人や道具借りること考えたらSC-3しかなかったんすよ、エヘヘヘ。
それにこの時間なら朝ゆっくり出発できるし、帰りに「さわやか」寄るにも混んでない時間帯だと思ったんで、迷わずSC-3でエントリーしたわけ。
え?神経戦はどうしたんだって?
・・・ま、いーじゃん、このメンバーなら何とかなるでしょ(この安易な選択が地獄に突き落とすことになる)
さ、レース時間が間近に迫って、ポンダーチェックの前に行われる練習走行。
前回参加した時は5分程度しかなくてほとんど走れないドライバーもいましたが、今回は20分程度時間があったのでドライバー陣全員に練習してもらうことが出来ました。ピットから動きを見ていると、どうも動きがしんどそう・・・ピクピクで曲がりすぎてる感じですね。路面も想像以上にうねりが大きく、アップダウンで巻く気配もありそう。
ドライバーにとって初めての耐久、初めての掛川、初めての車、しんどいことは百も承知してる。
ここは耐久経験のある私がナビゲートしてやらないと、と事前に用意したトランシーバーでドライバーに色々と指示をするも車の動きに変化無し。ドライバー交代を指示しても交代無し。
・・・えーと、ガン無視ですか?
ダッシュで操縦台へ向かうとトランシーバーの調子が悪くて全然聞き取れないらしく、あれやこれや試してもイマイチ調子が悪い。
家で試した時はうまくいってたのに!夢で見たのと違うー!
とりあえず音量調整だけしてピットへ戻り、充電のチェック。よしよし、2本仕上がって残り3本充電すればOKよ。
これをピピッとセットした頃にはドラミ&コンデレが始まり、レース開始5分前。
実はこの日の掛川は降水確率がかなり高く、午後3時から雨が降る予報。ドラミ時点でもかなり雨雲が広がってきていまして、これについてオフィシャルから『雨が降ったらその時点で終了』と到達されます。天気予報を信じればSC-3は雨の降り始めが終了ギリギリぐらい、なんとか90分は走れる感じなんで、特に序盤から飛ばさず90分走り抜く気持ちでバッテリー交換のスケジュールはあえてそのまま。
コンデレは気がつかない間にサクッと終わり、使い回しボディはもちろんスルー。
ちょっと横道にそれますが、今の部署に変わるまで私の本職は10年間工程管理でした。作業の負荷に合わせて各工程のスケジュールを時間から月単位まで練り、無理無駄ムラの無いタイムテーブルを組むのが私の仕事で今回の耐久も仕事の経験を生かしてバリッとしたテーブルを作りました。
タイムテーブルを作る時に主眼にするのはいかにロスを無くすか?ですが、それ以上に大事なのは想定外の事態がどれだけ起こるかのリスク管理。そしてそのリスクが発生しても最終的な工程は予定通りキッチリ終わらせる柔軟性のある予定を組むこと。
もちろん耐久もそれをふまえたテーブルを組みましたが、トランシーバー不調のためドライバー交代の指示がジャストタイムで出来ず、既にこの時点で事前に組んだ予定通りにドライバー交代&バッテリー交換が出来ない事態になっていました。
こうなりゃ、その時々のタイミングで指示orドライバーのタイミングに合わせてピット作業するしかねぇ。
この10年の仕事が無駄だったかどうか、それが今から試されるんだ。
グリッドではポンダーチェックを済ませた16台のマシンがスタートライン上でLEDを点灯させ、90分の戦いが幕を開けるのを今にも飛び出しそうな勢いで身構えています。
我がチームのスタートドライバーは某M氏。唯一掛川走行経験(バギーで6分だけど)があり、そのアグレッシブさで最大の難関となる第1コーナーの乱戦を任せるには適任と判断しました。ここを上手く抜けて車列がばらついた所からGT37代表経験のある2人のドライバーにバトンタッチし、ひたすら逃げるのが狙いです。
並ぶマシン
見つめるクルー
一瞬、止まる時間
・・・
スタート!スロットルオン!!
静けさを打ち破って、16台のマシンが操縦台前の短いストレートを駆け抜けて狭いインフィールドに切り込む!
直線で絡んだマシンはいない。ウチのは?黄色いFDはドコだ?
先頭から少し後れて目の前のシケインを黄色いFDが駆け抜けた。よし中盤から上位につけている!抜けた、上手く抜けてくれた!
想定通り、いや想定以上の3位という順位でスタートを切ることが出来、テンションは一気に上昇。さすが任せた甲斐あったわ〜、この順位からなら普通に走りきれば決勝いけるで〜と気が緩んだ数周目。
ピットから一番遠い右奥、バックストレートからインに入るコーナーでタイヤバリアにヒット!自分で回って後続に回され、次々抜かれて・・・
べべかよ!!!!!
声にならない声が色々聞こえた気がした。一気に力が抜けた。
でもまだまだ序盤だし、このチームなら取り返せるはず。それでも一応準備はしておこうかな・・・
思い出作りに私が走る用意を(笑)
つづく
**********************************************
車検でタイヤの溝を指摘されたチーム関西。予備を持たない我々はなんとか現地調達でスタートに立つ。
これから始まる大レース♪
**********************************************
ゴホン、今日は本編の前に耐久レースについて説明を少し。
我々が参加した耐久レースは掛川を舞台に60チーム以上がエントリーしています。
それを参加チームが希望する時間帯によって4つのレースに分けて1レース16台で争い、その各レース中で上位に進出したチーム(今回は4位まで)がワーチャンと同時に開催される決勝大会へ進むことが出来ます。
タミグラー憧れのワーチャン会場。全日本を戦い抜いて代表権を得る道のりに比べれば、16チーム中4位までに入ればカーペット路面を走行できる耐久レースは"比較的"ハードルが低いわけです。
しかし決勝へ進むにはあくまで4位までに入ることが重要で、120周走っても5位で決勝に行けないチームもあれば、110周でも4位以内に入って決勝へ行けるチームも出てきます。どの時間帯を選ぶか?出来るだけ強豪と当たらないのはどこか?
エントリーの時点で神経戦は始まっているのです。
そんな中、我々が今回選択した時間帯は12:00スタートのSC-3。
2007年に初参加した時に集めた情報ではSC-3は昼間のレースでタイヤに負担が掛かるし、時間的余裕から地元や近郊の強豪チームが参加することが多いため、初掛川のチームにとっては最も難易度が高いと聞いておりました。
♪だのーにー なーぜー えすしーーー すりーーー
♪君はいくのーかー そんなーに してーまでー
いやー、四国勢がSC-1で岡山勢がSC-2にエントリーしてたんで、人や道具借りること考えたらSC-3しかなかったんすよ、エヘヘヘ。
それにこの時間なら朝ゆっくり出発できるし、帰りに「さわやか」寄るにも混んでない時間帯だと思ったんで、迷わずSC-3でエントリーしたわけ。
え?神経戦はどうしたんだって?
・・・ま、いーじゃん、このメンバーなら何とかなるでしょ(この安易な選択が地獄に突き落とすことになる)
さ、レース時間が間近に迫って、ポンダーチェックの前に行われる練習走行。
前回参加した時は5分程度しかなくてほとんど走れないドライバーもいましたが、今回は20分程度時間があったのでドライバー陣全員に練習してもらうことが出来ました。ピットから動きを見ていると、どうも動きがしんどそう・・・ピクピクで曲がりすぎてる感じですね。路面も想像以上にうねりが大きく、アップダウンで巻く気配もありそう。
ドライバーにとって初めての耐久、初めての掛川、初めての車、しんどいことは百も承知してる。
ここは耐久経験のある私がナビゲートしてやらないと、と事前に用意したトランシーバーでドライバーに色々と指示をするも車の動きに変化無し。ドライバー交代を指示しても交代無し。
・・・えーと、ガン無視ですか?
ダッシュで操縦台へ向かうとトランシーバーの調子が悪くて全然聞き取れないらしく、あれやこれや試してもイマイチ調子が悪い。
家で試した時はうまくいってたのに!夢で見たのと違うー!
とりあえず音量調整だけしてピットへ戻り、充電のチェック。よしよし、2本仕上がって残り3本充電すればOKよ。
これをピピッとセットした頃にはドラミ&コンデレが始まり、レース開始5分前。
実はこの日の掛川は降水確率がかなり高く、午後3時から雨が降る予報。ドラミ時点でもかなり雨雲が広がってきていまして、これについてオフィシャルから『雨が降ったらその時点で終了』と到達されます。天気予報を信じればSC-3は雨の降り始めが終了ギリギリぐらい、なんとか90分は走れる感じなんで、特に序盤から飛ばさず90分走り抜く気持ちでバッテリー交換のスケジュールはあえてそのまま。
コンデレは気がつかない間にサクッと終わり、使い回しボディはもちろんスルー。
ちょっと横道にそれますが、今の部署に変わるまで私の本職は10年間工程管理でした。作業の負荷に合わせて各工程のスケジュールを時間から月単位まで練り、無理無駄ムラの無いタイムテーブルを組むのが私の仕事で今回の耐久も仕事の経験を生かしてバリッとしたテーブルを作りました。
タイムテーブルを作る時に主眼にするのはいかにロスを無くすか?ですが、それ以上に大事なのは想定外の事態がどれだけ起こるかのリスク管理。そしてそのリスクが発生しても最終的な工程は予定通りキッチリ終わらせる柔軟性のある予定を組むこと。
もちろん耐久もそれをふまえたテーブルを組みましたが、トランシーバー不調のためドライバー交代の指示がジャストタイムで出来ず、既にこの時点で事前に組んだ予定通りにドライバー交代&バッテリー交換が出来ない事態になっていました。
こうなりゃ、その時々のタイミングで指示orドライバーのタイミングに合わせてピット作業するしかねぇ。
この10年の仕事が無駄だったかどうか、それが今から試されるんだ。
グリッドではポンダーチェックを済ませた16台のマシンがスタートライン上でLEDを点灯させ、90分の戦いが幕を開けるのを今にも飛び出しそうな勢いで身構えています。
我がチームのスタートドライバーは某M氏。唯一掛川走行経験(バギーで6分だけど)があり、そのアグレッシブさで最大の難関となる第1コーナーの乱戦を任せるには適任と判断しました。ここを上手く抜けて車列がばらついた所からGT37代表経験のある2人のドライバーにバトンタッチし、ひたすら逃げるのが狙いです。
並ぶマシン
見つめるクルー
一瞬、止まる時間
・・・
スタート!スロットルオン!!
静けさを打ち破って、16台のマシンが操縦台前の短いストレートを駆け抜けて狭いインフィールドに切り込む!
直線で絡んだマシンはいない。ウチのは?黄色いFDはドコだ?
先頭から少し後れて目の前のシケインを黄色いFDが駆け抜けた。よし中盤から上位につけている!抜けた、上手く抜けてくれた!
想定通り、いや想定以上の3位という順位でスタートを切ることが出来、テンションは一気に上昇。さすが任せた甲斐あったわ〜、この順位からなら普通に走りきれば決勝いけるで〜と気が緩んだ数周目。
ピットから一番遠い右奥、バックストレートからインに入るコーナーでタイヤバリアにヒット!自分で回って後続に回され、次々抜かれて・・・
べべかよ!!!!!
声にならない声が色々聞こえた気がした。一気に力が抜けた。
でもまだまだ序盤だし、このチームなら取り返せるはず。それでも一応準備はしておこうかな・・・
思い出作りに私が走る用意を(笑)
つづく
2009.11.05 (Thu)
鯛QQQQQQ SC-2
前回のあらすじ
**********************************************
初掛川での耐久レースなのにゆるーい雰囲気を漂わせるのは、関西人のキャラなのか?
お上りさん気分か?ドライバーの技量に対するおごりか?
そんなユルユルダラダラな"チーム関西"は衝撃の事実で目を覚ます。
**********************************************
『車検のスタートは10:20からです』
予定より40分近く遅れているレース進行は事前に用意したタイムテーブルの修正を余儀なくされ、そのアナウンスから出走までのスケジュールを逆算して、ぼちぼちメンバーが集まって車検の準備に着手します。
すると工具係の私はラジペン忘れてる!マシン係の某氏はスパー&ピニオンを間違えて付けてる!規定の重量には100g以上足りない!!!
もうさ、緊張感のかけらもねぇな(笑)
チラ見で車検の列が伸びてきたのが見えたので適当に仕上げて車検を受けます。
エントリー封筒&チーム紹介 − いじってもらえず
ネームプレート − チェック無し
モーター回転数チェック − 問題なし
バッテリー − 問題なし
ここまで順調でしたが・・・
マシン − 問題あり!
いやぁ、これまで車検はなんどとなく受けてきましたが、駄目出しされたのは今回が初めてよ。
別にレギュ違反してるわけでも、社外パーツつけてるわけでもなく、
タイヤの溝がちょっと薄い
これでNG。どうせ90分走れば溝無くなるだろうし新品使うこともあるまいな、とケチ臭く少し使ったタイヤをはめたらオフィシャルに駄目だって言われちゃったよ。
ワタス「溝が途切れるほどは減ってないけどダメですか?」
オフィシャル『う〜ん、これで走ったら・・・破れますよ。ダメですね、新品持ってますか?』
ワタス「持ってません(キリッ)」
オフィシャル『そうですか。でもこれ駄目なんで新品つけてきてください。じゃ次の人〜』
??若干、会話がかみ合ってませんが、とりあえずどこかで新品見つけて付けて来いってことだな。
さーて、困った。何せ我々は新品どころか予備タイヤすら持ってない(汗)
顔面蒼白でピットに戻り、チンタラ回ってた脳みそが押し掛けでむりやりレースモードに。
とりあえず他のチームに借りるしかないか・・・
SC-2を走る晴れの国勢は2007年の決勝レースに工具すら持ってこなかったチームだ。予備タイヤを持ってる可能性は低いだろう(←ゴメン)
さてさてどうする。近所にパーツ売ってる店あるか?そういや掛川ICからここに来るまでに☆☆看板を見た覚えがあるな。あそこ何時開店だ?いやいやいや、買いに行く時点で間にあわねぇよ。
どうしよどうしよ。
シャワー浴びて全裸でくつろいでる時に、宅急便がふいに荷物届けに来た時くらい焦ってるわ。
とりあえずノーパンでジーパンはいちゃえ!ジッパー上げるの気をつけて!的なノリよ。
そうやって慌ててると某K氏が冷静に一言『買ってきましょか?』と。
ん?どーいうことかな?今ここで手軽に買えるのは激安ボディくらいじゃないの?
チ、チ、チ、チーン
・・・( ・o・)ハッ 掛川はショップ併設だったんだ!
ダッシュでショップへ駆け込み、切迫感を演出するように「MNラジアルあるだけくれ!!」と告げて中途半端な1.5台分を確保し、急いで組み上げて再車検へ。今度はロクにタイヤを見ずに『OKでーす』と言われ、これでやっとこさマシンは完成。
時計の針はもうすぐ練習時間になる頃で、これまた急いで6台の充電器で充電一気にスタート。メンバーの少ない我がチームはジャストタイム充電という危険を冒せないので、出走開始時点でレースで使うバッテリーは全数充電するつもりでした。
しかしこれもトラブルが!
参加チームが全員同じ考えだったのか、一斉に充電の始まった会場では安定化電源の電圧が下がりまくり、ニッカドの高い電圧を下回って充電エラー連発。
結局半数の3台しかまともに動かず、それすらいつエラーで止まるか分からない充電器を走らせたまま時間は過ぎます。
ほどなくSC-2終了。そしてここでとしおさんの奥様に合流して頂き、チーム員が規定の5名にようやく到達。
チーム関西のメンバーは出走前の準備を半端に終えて、SC-2の興奮冷めやらぬサーキットに足を踏み入れたのでした。
さぁ、90分の一本勝負。楽しみましょうかね。
つづく
**********************************************
初掛川での耐久レースなのにゆるーい雰囲気を漂わせるのは、関西人のキャラなのか?
お上りさん気分か?ドライバーの技量に対するおごりか?
そんなユルユルダラダラな"チーム関西"は衝撃の事実で目を覚ます。
**********************************************
『車検のスタートは10:20からです』
予定より40分近く遅れているレース進行は事前に用意したタイムテーブルの修正を余儀なくされ、そのアナウンスから出走までのスケジュールを逆算して、ぼちぼちメンバーが集まって車検の準備に着手します。
すると工具係の私はラジペン忘れてる!マシン係の某氏はスパー&ピニオンを間違えて付けてる!規定の重量には100g以上足りない!!!
もうさ、緊張感のかけらもねぇな(笑)
チラ見で車検の列が伸びてきたのが見えたので適当に仕上げて車検を受けます。
エントリー封筒&チーム紹介 − いじってもらえず
ネームプレート − チェック無し
モーター回転数チェック − 問題なし
バッテリー − 問題なし
ここまで順調でしたが・・・
マシン − 問題あり!
いやぁ、これまで車検はなんどとなく受けてきましたが、駄目出しされたのは今回が初めてよ。
別にレギュ違反してるわけでも、社外パーツつけてるわけでもなく、
タイヤの溝がちょっと薄い
これでNG。どうせ90分走れば溝無くなるだろうし新品使うこともあるまいな、とケチ臭く少し使ったタイヤをはめたらオフィシャルに駄目だって言われちゃったよ。
ワタス「溝が途切れるほどは減ってないけどダメですか?」
オフィシャル『う〜ん、これで走ったら・・・破れますよ。ダメですね、新品持ってますか?』
ワタス「持ってません(キリッ)」
オフィシャル『そうですか。でもこれ駄目なんで新品つけてきてください。じゃ次の人〜』
??若干、会話がかみ合ってませんが、とりあえずどこかで新品見つけて付けて来いってことだな。
さーて、困った。何せ我々は新品どころか予備タイヤすら持ってない(汗)
顔面蒼白でピットに戻り、チンタラ回ってた脳みそが押し掛けでむりやりレースモードに。
とりあえず他のチームに借りるしかないか・・・
SC-2を走る晴れの国勢は2007年の決勝レースに工具すら持ってこなかったチームだ。予備タイヤを持ってる可能性は低いだろう(←ゴメン)
さてさてどうする。近所にパーツ売ってる店あるか?そういや掛川ICからここに来るまでに☆☆看板を見た覚えがあるな。あそこ何時開店だ?いやいやいや、買いに行く時点で間にあわねぇよ。
どうしよどうしよ。
シャワー浴びて全裸でくつろいでる時に、宅急便がふいに荷物届けに来た時くらい焦ってるわ。
とりあえずノーパンでジーパンはいちゃえ!ジッパー上げるの気をつけて!的なノリよ。
そうやって慌ててると某K氏が冷静に一言『買ってきましょか?』と。
ん?どーいうことかな?今ここで手軽に買えるのは激安ボディくらいじゃないの?
チ、チ、チ、チーン
・・・( ・o・)ハッ 掛川はショップ併設だったんだ!
ダッシュでショップへ駆け込み、切迫感を演出するように「MNラジアルあるだけくれ!!」と告げて中途半端な1.5台分を確保し、急いで組み上げて再車検へ。今度はロクにタイヤを見ずに『OKでーす』と言われ、これでやっとこさマシンは完成。
時計の針はもうすぐ練習時間になる頃で、これまた急いで6台の充電器で充電一気にスタート。メンバーの少ない我がチームはジャストタイム充電という危険を冒せないので、出走開始時点でレースで使うバッテリーは全数充電するつもりでした。
しかしこれもトラブルが!
参加チームが全員同じ考えだったのか、一斉に充電の始まった会場では安定化電源の電圧が下がりまくり、ニッカドの高い電圧を下回って充電エラー連発。
結局半数の3台しかまともに動かず、それすらいつエラーで止まるか分からない充電器を走らせたまま時間は過ぎます。
ほどなくSC-2終了。そしてここでとしおさんの奥様に合流して頂き、チーム員が規定の5名にようやく到達。
チーム関西のメンバーは出走前の準備を半端に終えて、SC-2の興奮冷めやらぬサーキットに足を踏み入れたのでした。
さぁ、90分の一本勝負。楽しみましょうかね。
つづく
2009.11.04 (Wed)
鯛QQQQQQ SC-1
先週末、ひっそりこっそりと掛川まで耐久レースに参加しに行ってまいりました。
思い起こせば半年ほど前に「今年はオール関西で耐久出る?」なーんて話があったのですが、その時は11月のスケジュールが読めないってことでお流れに。それが10月になって私自身のスケジュールが空いてることが判明したので、耐久に興味がありそうなメンバーを半ば強引にチームに引き入れて即席の『チーム関西』を結成したのは、レース2週間前の10月18日のことでした。
え?耐久ナメてるって?
そりゃ確かに
・チーム員が全員集合したのはレース当日が初めて
・もちろん事前練習など無し
・レース車両を操縦するのも当日が初めて
・結局確保できたメンバーは4人(笑)
・バッテリーチェンジ練習無し
・ドライバーは2名が掛川初走行、経験者1名もバギーで6分のみ
ってな感じですが、これって・・・ナメてると言われても否定できないっすね。
でもね、でもね!
わざわざ関西から行くんだから「思い出作り」じゃないの。目標は11/21 ツインメッセでの決勝レースのみ!
事前に打ち合わせる時間がないことも合同練習できる機会もないことは分かってたから、そのマイナスを補ってあまりある"秘密兵器"を決勝進出に向けて用意してたんですよ。
それは、現状考えられる範疇で最強のドライバー陣を招聘したこと!
1stドライバーには滋賀在住、2008年富山大会GT3700決勝2位にして掛川走行経験が唯一ある某M氏、2ndドライバーには兵庫在住、2008年GT3700関西代表の某K氏、そして3rdドライバーには大阪在住、2007年GT3700関西代表にしてTRFチャレンジャー・マシン作りのスペシャリスト某H氏と、私が思い浮かべることの出来うる最高レベルの関西在住ドライバーに協力して頂きました。
さらに決勝に進めば兵庫在住の2008年岡山大会GT3700TQの某A氏や2008〜9年表彰台経験が数え切れない某W氏にも参加してもらう手はずで予選突破は最低限のノルマと心に誓い、11/2 朝6時に名神高速のETCゲートをくぐったのでした。
1000円高速といえどこの日は順調に流れており、車内では綿密な打合せ・・・なんてするわけもなくラジバカ4人による馬鹿トークで一切緊張感のない和やかムード。つーかさ、マシン1回も走らせてないんだから注意点とかさ、お互い言い合おうよ(笑)
途中、かゆくなった下半身をさりげなく掻こうとポケットに手を入れると携帯のバイブがブルルルルと。
先行している晴れの国勢よりレース進行が遅れているとの情報がはいり、さらにリラックスムードで浜松SAでくつろいだり、掛川IC出てもコンビニでウロウロしたりしつつと、『早く着いて段取り早くしようよ!』と誰も言い出さない我がチームは、SC-1終わり間際に私自身2年ぶりとなる超どでかい掛川サーキットに到着したのでした。
ピットに荷物を運ぶとSC-1に出ていた某四国チームの空気が重い・・・実力的にはウチを上回るはずのチームが予期せぬトラブルで撃沈したらしく、耐久の怖さがこの時やっと身にしみてきます。
とりあえず荷物を下ろして仮設ピットを設営し、厳しい現実を目の前にした我々は神妙な顔で話し合います。
・・・販売コーナーでどのボディを買うかについて(笑)
だってさー、チャレで使える箱車が1500円で売ってるんだもん。こりゃ買うよね〜
んな感じで販売コーナーでうだうだ悩んでる間にSC-2が始まり、某チームのマーシャルによる計測線脱落騒ぎでの仕切り直しを経て再開したレースでは、いつもお世話になっている岡山勢までもがまさかまさかのトラブルに見舞われ撃沈。
頭に思い浮かぶのは四国の某氏が嬉しそうに持ってきていた某アイテム。
関西でラジをしている我々の間で「タブー」とされている某アイテム。
それを勧められ、晴れの国勢がちょっと迷いながら受け取った某アイテム。
このアイテムはその後我がチームにも手渡され、最初は拒否していたものの「そこまで呪われてるんならウチで払ってやる!」と力強く受け取り、その効果が発揮され・・・たかどうかはもっと先のお話でございます。
さて、出走1時間前には受付が始まるのでそれまでに11本用意したバッテリーを全て充電してしまおうと、私は6台の充電器をフル回転。
メカニックを兼務しているH氏はダンパーを組み直したりマシンの調整をし、『持っていく荷物なんですか?』の問いに「某隊に勝てる腕だけ持ってきてくれたらええ」と難易度の高い借り物競走で答えられたドライバー2名は初見コースのラインを見極めるようにSC-2を眺めていたのでした。
順調に各自のノルマをこなしていると時計の針は受付と車検の時間。
そこで我々"チーム関西"は1つめの衝撃を受けることになるのだった・・・
つづく
思い起こせば半年ほど前に「今年はオール関西で耐久出る?」なーんて話があったのですが、その時は11月のスケジュールが読めないってことでお流れに。それが10月になって私自身のスケジュールが空いてることが判明したので、耐久に興味がありそうなメンバーを半ば強引にチームに引き入れて即席の『チーム関西』を結成したのは、レース2週間前の10月18日のことでした。
え?耐久ナメてるって?
そりゃ確かに
・チーム員が全員集合したのはレース当日が初めて
・もちろん事前練習など無し
・レース車両を操縦するのも当日が初めて
・結局確保できたメンバーは4人(笑)
・バッテリーチェンジ練習無し
・ドライバーは2名が掛川初走行、経験者1名もバギーで6分のみ
ってな感じですが、これって・・・ナメてると言われても否定できないっすね。
でもね、でもね!
わざわざ関西から行くんだから「思い出作り」じゃないの。目標は11/21 ツインメッセでの決勝レースのみ!
事前に打ち合わせる時間がないことも合同練習できる機会もないことは分かってたから、そのマイナスを補ってあまりある"秘密兵器"を決勝進出に向けて用意してたんですよ。
それは、現状考えられる範疇で最強のドライバー陣を招聘したこと!
1stドライバーには滋賀在住、2008年富山大会GT3700決勝2位にして掛川走行経験が唯一ある某M氏、2ndドライバーには兵庫在住、2008年GT3700関西代表の某K氏、そして3rdドライバーには大阪在住、2007年GT3700関西代表にしてTRFチャレンジャー・マシン作りのスペシャリスト某H氏と、私が思い浮かべることの出来うる最高レベルの関西在住ドライバーに協力して頂きました。
さらに決勝に進めば兵庫在住の2008年岡山大会GT3700TQの某A氏や2008〜9年表彰台経験が数え切れない某W氏にも参加してもらう手はずで予選突破は最低限のノルマと心に誓い、11/2 朝6時に名神高速のETCゲートをくぐったのでした。
1000円高速といえどこの日は順調に流れており、車内では綿密な打合せ・・・なんてするわけもなくラジバカ4人による馬鹿トークで一切緊張感のない和やかムード。つーかさ、マシン1回も走らせてないんだから注意点とかさ、お互い言い合おうよ(笑)
途中、かゆくなった下半身をさりげなく掻こうとポケットに手を入れると携帯のバイブがブルルルルと。
先行している晴れの国勢よりレース進行が遅れているとの情報がはいり、さらにリラックスムードで浜松SAでくつろいだり、掛川IC出てもコンビニでウロウロしたりしつつと、『早く着いて段取り早くしようよ!』と誰も言い出さない我がチームは、SC-1終わり間際に私自身2年ぶりとなる超どでかい掛川サーキットに到着したのでした。
ピットに荷物を運ぶとSC-1に出ていた某四国チームの空気が重い・・・実力的にはウチを上回るはずのチームが予期せぬトラブルで撃沈したらしく、耐久の怖さがこの時やっと身にしみてきます。
とりあえず荷物を下ろして仮設ピットを設営し、厳しい現実を目の前にした我々は神妙な顔で話し合います。
・・・販売コーナーでどのボディを買うかについて(笑)
だってさー、チャレで使える箱車が1500円で売ってるんだもん。こりゃ買うよね〜
んな感じで販売コーナーでうだうだ悩んでる間にSC-2が始まり、某チームのマーシャルによる計測線脱落騒ぎでの仕切り直しを経て再開したレースでは、いつもお世話になっている岡山勢までもがまさかまさかのトラブルに見舞われ撃沈。
頭に思い浮かぶのは四国の某氏が嬉しそうに持ってきていた某アイテム。
関西でラジをしている我々の間で「タブー」とされている某アイテム。
それを勧められ、晴れの国勢がちょっと迷いながら受け取った某アイテム。
このアイテムはその後我がチームにも手渡され、最初は拒否していたものの「そこまで呪われてるんならウチで払ってやる!」と力強く受け取り、その効果が発揮され・・・たかどうかはもっと先のお話でございます。
さて、出走1時間前には受付が始まるのでそれまでに11本用意したバッテリーを全て充電してしまおうと、私は6台の充電器をフル回転。
メカニックを兼務しているH氏はダンパーを組み直したりマシンの調整をし、『持っていく荷物なんですか?』の問いに「某隊に勝てる腕だけ持ってきてくれたらええ」と難易度の高い借り物競走で答えられたドライバー2名は初見コースのラインを見極めるようにSC-2を眺めていたのでした。
順調に各自のノルマをこなしていると時計の針は受付と車検の時間。
そこで我々"チーム関西"は1つめの衝撃を受けることになるのだった・・・
つづく
>おりおんさん
>>「呪いのアレ」
効果の程は身をもって体験されたのでは?
マジで次からいりませんから!!
>あやまっくさん
ドライバエフ鯛QQQQQQ SC-5長編レポ、お疲れ様でした。
90分走行して0.3秒差・・・残念でしたね。
それ以上に思慮深く「次」を考えているエフさんはすごいっすね。あやまっく鯛QQQQQQ SC-5これからは何処に行くにも「呪いのアレ」を持参していきます(笑)おりおん鯛QQQQQQ SC-5>NABEさん
予定では3話で終わるはずでしたが。
>>書いてる間にテンションも下がりますしね・・・
FFPのことかい?FFPのことなのかい?
>>「悪魔払いエフ鯛QQQQQQ SC-5感動超大作オツカレ。
ま〜その〜アレだ。
「終わり良ければ全て良し」 なら良かったんですがねぇ…
・・・来年は2軍で参加させて頂きまするw
DVD、残り30分のTさんコメM鯛QQQQQQ SC-5パチパチパチ〜
いや〜オモロかった!
ええっすよフィクションでも面白ければ(笑)
書いてる間にテンションも下がりますしね・・・
ましてこれだけの長編大作ですから。
NABE鯛QQQQQQ SC-5>Tさん
今回の書き方は、
1.とりあえず全編を書く
2.DVD流し見でチェック
3.いろいろ記憶違いに気付く(笑)
4.かなり書き直すことになるので、悩む
5.最後の注意書エフ鯛QQQQQQ SC-5長編大作の無事な完投お疲れさまでした。
てDVD見てない?T鯛QQQQQQ SC-4>Mさん
そうそう、この名演出家め〜ってコラッ!
でも撃沈後のリカバリーと名マーシャルだけでも充分でしたよん。エフ鯛QQQQQQ SC-4お膳立ては完璧ですな。
エエ仕事した〜 (;´・`) フゥー
・・・
あっ!や、やめて!殴らないで〜wM