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2010.09.06 15:14
[壁]∀・)チラ
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Finalfinale

2009.12.21 16:35
200X年夏、兵庫県のとある町は大きな歓声にわいていた。
それは地元高校が激戦の兵庫大会を勝ち抜き、甲子園に初出場する事になったからだ。

おらが街の高校が県代表!
街はどこも祝福ムードであり、そこら中に掛かった横断幕は球児達を応援する熱い思いで埋め尽くされていた。
『優勝できるかな?』『いやさすがにそれは無理かもしれんけど、頑張ってもらいたいなぁ』なんて会話が、挨拶代わりにされていたのこの頃の話だ。

そして甲子園は開幕し、その高校が地元の大声援を背に戦い

1回戦で敗退した。

予選で強さを見せたチームが序盤の大量失点を跳ね返すことなく、短い夏は終わったのだ。
帰りのバスの中はどんな雰囲気だったのだろうか。

初出場を決めた喜び
祝福されるこそばゆさ
プレッシャーに変わってゆく応援

積み重ねた努力で勝ち取った自信は、スケールの違う力の前に屈服するしかなかった・・・


その気持ち、おっちゃん痛いほどわかるでぇ!!


ってことで通称「タミヲタだらけの大忘年会」といわれる"タミチャレファイナル2009"に参加してきました。
えーと、この前置きでわかるとおり、初めてのファイナルは見事撃沈!
ホントこんなヘタクチョな腕で代表獲ってゴメンナサイ。もう来年からは万が一代表権獲っても上手い人に譲りますんで、お許し下さい~

●出発
金曜は22:30頃に帰宅し、準備をしてから2時間ほど仮眠して夜も明けぬ3:30に軽めの荷物で出発。
40分後に湖の国で「ぽけ○と代表」様をピックアップして、一路東進して静岡到着!途中で富士山の神々しい姿に感動したりタミ本社詣でに行ったりしつつ、"タミヲタの甲子園"グランシップに受付30分前無事到着です。

●練習走行
土曜の練習日は朝一にフリーの走行時間があるので、ピットにつくと同時に走行準備スタート。回りに座る関西各ショップの代表様も同じ考えのバカ向上心あふれる人ばかりなので、マスター席からの「もう行くんかよ!」的な視線を感じつつ練習走行待ちの先頭にみんなで仲良く並んでみました(はぁと)

昨年が大魚雷合戦だったそうで、今年はそれの抑止力としてスタッガーとフューチャー枠が設定されたそうな。
・スタッガー →1コーナーの押し相撲を回避
・フューチャー枠 →子供の見てる前でラフプレーすんなよ

ファイナルの練習走行は普段の★☆グラと違い、いけす方式。
一度に走行できる14名だけを待機所に入れ、それを左右2台づつ7列のスタートグリッドにつかせて先頭の2台から時間差でスタートする方式っす。

張り切って練習走行の第1組に入った我々が母を捜すひな鳥のようにヨチヨチとグリッドへ向けて車を動かす姿を可哀想に思われたのか、★☆スタッフがガシッと車を掴んで強制的にスタート位置へセット。お手数掛けてスイマセン、でえーと、ワシの車は・・・


練習走行第1組 スタッガースタートの先頭



ひょぇぇぇぇ~、ファイナルでの走行第1号になっちゃったよ!!
ドライバーズオンザトーン プー♪ それに続いて振られる旗で2日間の戦いがスタート!
ラジバカの先陣をきって勢いよくスロットルを握り、飛び込む1コーナー




いきなり巻きました(・_・、)


もーだめ、全然ダメ、チュルンチュルンだもん。その後も練習しましたが昼過ぎまで巻きまくりで、半泣きで家に帰りたくなりました。
カーペットマスター?なにそれ?


●練習夕方
練習走行は自分のタイミングで5回まで可能とのことなんで、適当に時間をあけて走行します。が、何度走っても巻き傾向で、しかも片巻きが発生してるっぽい。心の中で体育座りをして凹んでいると「路面メッチャ上がってきた」との情報が聞こえてきたので、何もしないのも不安なのでダンパーオイルなどちょこちょこ入れ替えて走行すると片巻きが直ってる!そして巻き巻きもなくなってる!

やっぱりあれだね、溝のないタイヤで練習走行しちゃダメだね(汗)
そしてダンパーオイルは#400が最高だね。

これで気分を良くして、練習5回目には新品タイヤを投入してバリバリ曲がる車にご機嫌モード。各地の代表様に胸を借りてガンガン周回していると壁にヒット!その衝撃で車が全然曲がらなくなりましたよ!!ステアワイパー曲がった?サスマウント歪んだ?
ピットに持ち帰ってチェックしますが、どこもおかしい箇所は無し。とりあえずわずかに曲がってる気がしたリヤのサスピンを2本交換しますが、もう練習走行枠は使い切ったので翌日の予選1回目まで動きの確認は出来ないのレス・・・

●帰り道
グランシップから宿へ戻る道すがら、静岡駅北側を渋滞の中ダラダラ走行していると助手席の某氏が「あ!」と驚きの声で笑いながら指さすその先には


「マキマス」の文字がビルにでかでかと!!

マキマス=巻きます・・・縁起でもねぇな、なんて言いながら進むと次は駅前駐車場の案内看板に

「エキパ」の文字が!


これは間違いなくユダヤ、いや★☆からメッセージだね。
「世の中に偶然なんかない、全て誰かの陰謀だ」って誰か言ってたよーな気がするし・・・武田了円だっけ?

謎を前に我々MMRが全力で暗号に挑んだ結果

『明日のレースはエキパ=マスタークラスがくるくるマキマスよ』ってメッセージを解読することに成功しました。
フホホホ、明日はマスタークラスが大時化になって、チャレファイナルは凪なのか。ケッケッケ


●懇親会
イヤらしい笑いを口元に浮かべ、飯を食いに向かったのは静岡名物のおでん。公式様の懇親会は飯がショボイって聞いてたのでねん。
個人的におでんはご飯のおかずにならないから嫌いなんだけど、これは激ウマ!
おでんかわいいよ、かわいいよおでん。ガンガン喰ってガンガン飲んだよ。

んでもって、次の店でも適当に飲んでると某T○Fそっくりのホスト2人組を発見したりしますが、翌日にそなえたい私は早めにホテルに戻り、旅のお供であるモバイルPCで大人の情報をリサーチしてサクッと眠ったのでした。


●日曜朝
二日酔いもなくスキッと目覚めてイナズマイレブンを鑑賞。最後まで見るとエンディング曲が「青春おでん」とかwwww
静岡め、ここまで名物で攻めてくるか!

・・・青春バスガイドでいいじゃねえか・・・


●予選1
レースはマスタークラス、チャレクラスの順で予選2回と全員決勝の予定。
前日夕方のグリップ感は上々だったものの、ドラミをコース上で行ったこともありグリップは一気にダウン。マスターの最初の組はかなりリヤが薄い状態の中を腕で走らせてる感じですね。
私の出番はほぼラストなんで、みんなそこまでに走りまくってグリップ上げるよろし。ウヘヘヘ

会場内の販売コーナーを物色したり茶屋にアンテノールのフロマージュを持って行ったりしてると、そろそろ出番が近付いてきました。路面は上がってきてるようだし、いっちょやったるでーと思いましたが

プー

巻き巻き(笑)
あげくマーシャルの世話になるわ、有名人様を回したり乗り上げたりと悪行三昧でございました。
本当に申し訳ありませんでした。


●予選2
もうタイムを上げるしかない予選2回目。

プー

良い感じで飛び出して、前後とも離れた一人旅モード。こっからタイムあげてくでー!と張り切りますが、あれれ???序盤でバッテリーがタレましたよ?
はい、予選2回目は見事に充電失敗orバッテリー死亡でタイムなどサッパリでした。


●決勝
全員決勝でしたが、走り自体は予選落ちレベル。はぁ~、代表にしてもらってこの成績じゃ申し訳ないわん。
他の人に代表とってもらった方がよかったなと激凹み。
とりあえず張り出された予選結果を見に行きますが、下から数えた方が早そうかな?と思って下から順に見てみると・・・すぐ名前見つかったよ(笑)

ふぅ、静岡まで来て自慰メインか・・・

決勝は全部でLメインまであり私の実力的にはGメで分相応なのですが、今年この舞台に来るまでにはらった代償とのバランスに心の中で折り合いを付けることが出来ず、荷物もサッサと片付けて完全にやさぐれモードで決勝を待ちます。

ま、ポールスタートだし適当に走って楯でももらおうかな?なんてランバフラペチーノより甘い妄想をしながらクソアンダーのBMWボディをマッチングしていると、昨年不慮のトラブルで下位メインに沈み、同じく「決勝余裕だろう」とタカをくくって撃沈した某氏より『ここまで来る連中だから、Gでも本気で走らな絶対優勝なんかできん!』と実感のこもったアドバイス。
ヒマだったのでもう一度結果表を見て同じメインの選手を確認したところ・・・

スイマセン、一生懸命走っても勝てる気がしません(笑)

そしてここでビックリしたのが予選順位が1つ繰り上がり、決勝メインが変わってたこと。
あっぶネー、確認行かなかったら違うメインの決勝走ることだったよ。

決勝Gポールから、Fべべに変わってたことをみんなに告げると
「エフさんだけにエフメインってネタですか?」と笑えないネタで弄られ、複雑な心境で充電をスタートさせました。GポールとFべべ、どっちがお得なんだろう???

その後チョットした"事件"があり、テンションウルトラマックス、完全に頭に血が上った状態で迎えたFメイン決勝。
グリッドは14番手と最後方で、トップは遙か遙か先。視界にも入りませんが、これ以上落ちる順位はねぇ。
片っ端から抜いてやる!!

プー

スタート直後のシケインを抜けてホームストレートを駆ける頃には上位陣はインフィールドに進入済。

ん?おかしいぞ。ここで視界が超広がってることに気が付く。
私は目が悪いのでファイナルのコース奥はサッパリ見えてなくて、特に両サイドは「ぼかし」がかかってるようなもんだったんです。パイロンの位置なんてみえやしねー

でも決勝は自分の車を中心に半径5~7m位の範囲で他のマシンすべてが把握できる状況。
同じコースをずっと集中して延々無言で走り続けると極希に頭より体が先に反応する現象、ドラゴンボールで言うところのスーパーサイヤ人モードに入ってたみたい。

はいそこ、見た目はヤジロベェwwとか言っちゃダメだよ?
ん?今グルドって言ったヤツ、1歩前に出て歯を食いしばれ!ハァハァ

ってなことで、このモードにはいると飛び交う魚雷や目の前で起こるクラッシュをカナーリ避けることが出来るので、最終的に11台抜いて(!)3位でフィニッシュ。



なぜ予選でこれが出ないんだーーー!!!

ピットに帰ると
「エフさんだけにF3って(以下略」とまた言われましたが、今度は少しだけ笑ってみました。
多分こわばってエライ顔になってたと思います。

最後はお土産にTRF謹製ドライバーのグリップ部(赤アルマイト)とGTRボディをもらって、タミグラ忘年会は閉幕。
手渡された来期のレギュを見て軽いめまいを覚えながら、帰り道の4時間を心地よい疲労感でドライブして帰ったのでした。

ってことで忘年会に参加された皆様お疲れさまでした。
マスター、チャレ共々現地でいろいろ教えていただいた方、同じテーブルの関西各ショップ代表の方々有り難うございました。
皆さんのおかげで緊張することなく、楽しんでレースをすることが出来ました。
走らせられないのに応援に来た人もお疲れさま(笑)

そして私がファイナルへ行くために指導、教育、助言していただいた皆さん本当に有り難うございました。
まだまだ実力が無くて結果は残せませんでしたが、本当のトップクラスの実力を見る濃密な2日間を過ごすことが出来たのも皆さんのおかげです。
そしていつもチャレ仕様で遊んでくれる人、みんなアリガトー!!
同じ趣味の"仲間"がこれほど心強いと思ったことはありませんでしたよ。


さーて、もう来期のレギュは皆さんご存じかと思いますが、チャレの開催されるホームコースを持たない私にとって2010年はファイナルへの道は閉ざされていると感じています。だから今年最後のチャンスで行けて本当に良かった。

2010年は公私とも忙しくなることがわかっており、ラジに毎週のように打ち込めるのも今年で最後。
長らく駄文を書き続けてきたこの日記も、ファイナルの記事でファイナルに(笑)しようと思います。


最後までダジャレかよ!!!


んじゃ、ま、今までいろいろ有り難うね。
ラジ趣味自体辞めるわけではないし、日記も書きたくなったら再開するから、また、どこかでお会いしましょう。
それまでさようなら、今まで本当に本当にありがとう。

鯛QQQQQQ SC-5

2009.11.16 17:37
前回のあらすじ

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スタート直後に天国から地獄へ堕ちたチーム関西。一時は決勝進出を諦めて思い出作り走行に切り替えようとするが、コースに慣れればあれよあれよと順位を上げて、残り30分の時点で決勝進出枠まであと1つ。

しかし決勝進出をもくろむ我々の前に立ちはだかったのは高い、あまりに高い壁だった。

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ドライバーチェンジで飛び出した某M氏が追うのは4位の車。
同一周回といえど、広い広い掛川サーキットを利用したレイアウトではコーナー1つ2つの差がとてつもなく先の話です。
少し落ち着いたのか、紙一重のマージンを取りながらも攻めた走りをするドライビングを見て、時計に目をやる。

時間は残り30分を切っている。
充電済のバッテリーは残り3本。

ここから10分で回せば残りピットイン2回の時間ジャストで走りきる計算だが、追う立場にとってバッテリー消耗は相当厳しいはず。出来ればバトルをせずにワンチャンスで前に出て、そこから逃げるのが燃費的に一番良いはず・・・

いやそれとも無難に8分ピットイン×3にするか?
ピットワーク1回15秒を犠牲にしても、活きの良いバッテリーを投入した方がいいのか?
アウトラップの圧倒的な速さはこの日何度も目にしていることもあり、悩ましい判断をここにきて迫られるとはねぇ。


そうこうしているうちにマシンは4位に急接近!
さぁ見えたぞ!射程圏内というにはチト遠いが、同じ視野圏で2台確認できる位まで入ってきた。迫る速度は圧倒的にこっちが上。このままの勢いで一気にガブッとかみつけるか?

しかし周回遅れを間に挟み、テールトゥノーズにはまだ持ち込めそうにない。
徐々にドライバーの焦る気持ちがマシンの動きに出てきている。アタックをかけようとして阻まれ、遅れてはまた追いかけてを繰り返してここに来て動きが安定しない。こういう走りはドライバー&バッテリーの消耗が激しい。ルーティンの10分、どこまで追いすがることが出来るか?

もう一度時計を見る。
少し考える。
決断する。

このままだと致命的なミスが起きかねない。
ここは予定より早くピットインだ。

トランシーバーの使えない我々は早めのピットイン指示として、次のドライバーを操縦台に向かわようと思ったら・・・


なぜか車がピットに帰ってきたーーーーー!
次のドライバー着いてないのにマシン帰って来ちゃったー!!


6分で帰ってきたドライバー曰く、『タレた』そうな(笑)
ウフフ。耐久って予定通り行かないからおもろいけど、これはおもろすぎだわ。

なんとか次のドライバーにダッシュで操縦台へ上がってもらい、予定よりちょいと早めの残り2パック。
ここでプロポを託すのはワーチャンドライバー、某K氏。

予定外のピットインでまたも4位に大きく差を付けられているが、まだだ、まだ行ける。車はウチの方が絶対的に速い。
某K氏は今日が初掛川にもかかわらず、その無駄のない走りでペースアップ。周回遅れをパスする時は躊躇することなくズバッと切れ味鋭く切り込み、周回を重ねる毎に4位に迫る!
残り15分、遂に4位を射程圏内にとらえる!!そして一気にパス!!

キターーーーーー
ツインメッセ行きの切符が復活したーーーー


このまま大逃げで逃げれば・・・と守りに入ったかどうかは分かりませんが、周回遅れに阻まれてグダグダしてる間に抜き返されまたも5番に転落。さすがは耐久エキスパートのチームだ、簡単にゃー行かせてくれんわな。

その後何度もアタックを仕掛けるも、その都度跳ね返される痺れる展開は延々と続きます。

レースはここまでに80分経過し、残り約10分。
4位争いの2チームはそれぞれ最後のピットインを終えれば、勝負の行方はラストドライバーの直接対決にゆだねられます。
実況もこの時点で4位争いのみをアナウンスし、いやが上に期待は高まります。

先にピットに入ったのは4位のチーム。その間に順位をあげますが、こちらもあと1回のピットインを残しているためここでマージンを稼いでおきたい所。果敢に攻めて数周遅れのピットイン直前にはコーナー2つ程度の差を付けますが、ピットストップ15秒で逆転されるマージンっすよ。

残り10分。
マシンがピットに帰ってきた。急いでバッテリーを外し、新しいのと付け替えてコースへ復帰させる。視界の端にとらえるのは「あのチーム」がピット前のレーンを通過している姿!これで5番手に落ちた。
しかしもうあとはやるしかない。いや、やってもらうしかない。
最終ドライバー、某H氏に操られ間髪入れずコース復帰するやいなや立ち上がるマシン。

そしてバックストレートへ!目の前にいるマシンは・・・4位だ!!!
5m先のマシンを残り10分で抜けば決勝へ行ける。アウトラップ直後の速い直線速度を生かして一気に背後に迫る。
まさにテールトゥノーズ。FDに施された8灯の前照灯が前を行く車のバンパーをチラチラと照らすかのような超接近戦。

もはや我々にはマーシャル以外出来ることはない。
それぞれが各地に散らばり、何時何が起きようとも即座に駆けつける体制で最後の走りを見守る。

やはり車の動きはこちらが良い。しかし、その巧みなライン取りと周回遅れの捌き方でなかなか追いつき追い抜く状況は生まれない。
左セクションで後れを取り、右セクションで追いつく展開が何度も何度も繰り返されますが、なんどアタックしても跳ね返され、遅れ、また追い上げる辛い展開にかわりはありません。

おそらく、パスできるとしたらバックストレート進入からの切り返し、または最終コーナーしかないことは誰の目に明らかだっただろう。
後方からプレッシャーを掛け、相手がミスするのを待ちますが全く破綻の様子はうかがえず、逆にこちらが精神的に追いつめられているくらいか?

と思ったらピット前で周回遅れに回されてタイヤバリアにヒット、そしてスタック!!
周りも見ずに急いで救出へ行き、助け起こした頃には4位はもう遙か先。終わった・・・今年はもうダメだったわ。

監督である私がそんな風に諦めていてもドライバーは決して諦めません。
もう一度走り続け、少しずつ少しずつ追いかけます。

残り2分。今日何度目か分からないテールトゥノーズにまで追いついた!そして最終コーナーで並んでインフィールドへ。
きた!抜いた!4位だ!
この人らホンマ凄いわ。

しかし、4位に上がるもすぐに抜き返され5位へ。
マシンはこちらが速い、腕だって自信を持って送り出した我がチーム唯一のTRFチャレンジャーだ。それでも抜けない、抜いてもそのまま逃げ切れない。どこまでも追いかけてくる影のように一度張り付いたら離れない。ミスをするまで離れない。

ここまでくると、もう4位は抜けないんじゃないか?とまで思えてきます。
極端な話、この2台の順位関係はそのままで、1~3位が転落する方が可能性高いんじゃないかとすら思えてきます。 
それほどまでに高く、険しく、厳しい4位の壁。

そして遂にレース終了の90分が目の前に。
時々離れながらも、この30分ほとんど僅差で走り続けた2台の勝負ももう終わります。
右セクションで何度も何度も仕掛けますが、固いブロックに阻まれ前に出ることは出来ません。

そして遂に90分を過ぎ、勝負はラスト周回へ!
4位との距離はホンの鼻先。手を伸ばせば届きそうなこの数mの距離が絶望的なほど遠く感じられます。

インフィールドを無難にこなし
バックストレートで差を詰め
右奥セクションでチャンスをうかがいます


しかしチャンスは全くなし。
そして最後の最後、ラストラップ、ラストコーナー。ここしかない場所でインに飛び込む!
2台がほとんど並んで立ち上がり、ゴールは短いホームストレート前!!


ピッ、ピッ

小さく鳴ったABMポンダーの音が2台の順位をあくまでクールに教えてくれます。

振り返った掲示板に表示されていたのは


4位 110周 90分11秒.53
5位 110周 90分11秒.83


90分走行して、その差0.3秒!



30965654_2371902957s.jpg

結果?


ダメでした~


倒れるように椅子にどっかと座り込んで、思わず笑っちゃったよ。もうさ、おもろすぎだ。
悔しいと言うより晴れやかな気持ちで、ドライバー全員と握手して我々の挑戦は終わりました。

長文で引っ張り倒してこんな結果でスマンね。
まぁさ、掛川初走行にしては結構イイ線行ったと思わない?

帰りの車内は重い雰囲気だったけど、さわやかでげんこつハンバーグ食べたら飛んじゃったよ(笑)
耐久に参加された方々お疲れさまでした。四国岡山勢には沢山サポート頂きましたが、不甲斐ない結果で申し訳ないっす。

来年は「チーム関西」を拡大して「チーム西日本」で決勝での優勝を目指して頑張りたいと思いますので、勧誘される悪寒がした人は今から心構えをよろしくね。


しかし今回の撃沈は「呪いのアレ」のせいかな・・・アハハハハ。

※レース内容は100%記憶のみで書いておりますので、実際と異なる可能性があります。細かいことは気にしないでね。

鯛QQQQQQ SC-4

2009.11.10 14:59
前回のあらすじ

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混乱のスタートを切り開くべく送り出したドライバーは見事3位で帰還!!

が、すぐに自爆でべべ転落!

さぁてチーム関西、ここから追い上げなるか?

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レースは90分の長丁場。たとえべべに落ちたとしても、1周毎に1秒詰めていけばすぐに追いつけるさ!

と表向きは強がっていましたが、このSC-3に参加しているチームはそんな少しの差すら致命傷になるほどの強豪チームが渦巻いていることは事前調査でわかっておりました。

SC-3参加は13チーム。
このうち、昨年の耐久本戦へ駒を進めたチームは3チーム!
さらに昨年決勝進出経験者が監督やドライバーで参加しているチームが他に2チーム!

つ・ま・り、初参加の我々が決勝に進むには昨年の決勝進出チームor決勝進出監督orドライバーを少なくとも2チーム撃破しないと可能性が薄いってこと。耐久レースは単純にドライバーの技量だけでなく、チーム戦術含めたピットワークなどバックアップ体制が勝敗の非常に大きな鍵を握っているので、この経験値の違いはいかんともしがたい。

ってことで事前に他チームを徹底リサーチして、耐久素人の我々が決勝に進めるために導き出したプランは・・・


「勝負しない」


正直に見て、我々チームの実力は全体の5~6番手だろう。経験値の少なさをドライバーの技量で補っているが、普通にやればこの中じゃまず勝てない。
特に昨年決勝で2位と5位になったチームとは経験の差が歴然であるので、この2チームとは「勝負しない」ことに。
おそらく1-2で決勝に進むであろう両チームとの競り合いを避けることでバッテリーの消耗、マシンの損傷、ドライバーの負担を軽減し、ミスで自滅することを避けて4位に滑り込むという超消極的ながらも現実味のある作戦でしょ?

それでもせっかく掛川まで行って名門チームと走るチャンスがあったら、チキチキしたいよねぇ。
だから作戦は作戦でおいといて、「チキチキしたかったらやっても良いよ」といきなり作戦撤回の指示を出したのは浜松着く手前だったかな?行き当たりばったり、それば我がチームの本当の作戦なのサー。

さて、コースに目をやれば下位転落の失地を回復しようと、某M氏が果敢に攻めまくりで周回しておりますよ。
しかし前を急ぐあまりか、ギリギリの走りでピットはかなり冷や冷やモード。そこで某H氏がトランシーバーで落ち着いて走るよう指示を出した所・・・




ピットインしてきたよ!
しかも、たった5分で!!



いやいやいや、車が壊れたのかと大慌てでチェックしますがどこも壊れてる感じはないよ?
とりあえずピットインしちゃったのでバッテリーとドライバーを交換しますが、予想外の早い時間なのでドライバーが準備できておらず、マーシャルから操縦台へ上がってもらうまでマシンはピットで暫し放置プレー。
他のチームはビュンビュン周回中だから、ホント"ぽつーーーーん"って感じでたたずんでました。

5分で帰って来ちゃったらバッテリー足りねえじゃん・・・
あとで聞くとトランシーバーの調子が悪くて、ピットイン指示だと勘違いしたそうな。ふー、来年行くならもっと良いレシーバー用意しとくよ。

さてまたも順位を落とした所から走り出すのは、2ndドライバー某K氏。その豊富なレース経験で初見コースとは思えないラインで走行し、他の車をガンガン抜いていきます。ひょえ~、メッチャ速いがな!しかも抜く時がここしかないってトコでスパッと抜くのね~

と感心してたら、またもピットから一番遠い所でマシンがスタック!!
両ドライバーがダッシュでかけよってレスキューしますが、この時点でトップとはかなり差が。しかも予想通り強豪チームが上位にいるので、追いつくのは相当厳しい情勢に半笑いするしかないチーム関西。

それでも11位まで順位を戻し、3rdドライバー某H氏にチェンジ。耐久マシンのオーナーはラインと車の動きを確かめるような走りで、このサーキットでのベストな走りを見極めようとデータどりしつつ順調に周回。予定よりかなり長く走ってもらい順位は一つあげて10位になるも、30分経過時点でトップとは5周以上の差が開いています。
うわー、やはりアレか?四国、岡山勢が撃沈した呪われし「アレ」のせいなのか!リヤスポが取れたのもそのせいか?

そう、あのオレンジジュース・・・
四国勢が笑顔で持ってきて、足を骨折リタイヤした時にピットにあったオレンジジュース。
それを手渡され、04足のピロボールを折るという珍しい骨折で撃沈した岡山勢が飲まずにおいていたオレンジジュース
そのオレンジジュースは今、我々のチームのピットテーブルの上に静かに鎮座しています。

そんな呪い、我らが払ってやる!
だってくる途中、助手席でみかん食べてた人いるんだもん!呪い返しじゃwww



そこから30分。チーム関西の面々は呪いから解かれたように大きなトラブル無く周回。
よかった~、通信教育で「シャナク」おぼえといて(嘘)

気付けば決勝圏内まであと1つの5位まで猛烈プッシュ!!いつの間に?何台抜いた?
しかも4位は同一周回だ。トップ1-2には届かなくても、我らの勢いならこのまま一気に4位までに行けるはず!!

序盤の「5分ピットイン事件」も、みんなに少しずつ長めに走ってもらい、この頃には計画通りに修正完了。
さーて、どれが4位だ?だいぶ先か?掲示板を確認にいき、ゼッケンをチェックしたら・・・

ハァァァァァァァァン


"あの"チームだ!勝てないから「勝負しない」と決めたあのチームじゃんか!!
これはまずい。他のチームならまだしも、ここ相手ではダメだ。経験値が違いすぎる。
しかしここまで来て「作戦」もなんもあったもんじゃない!抜くだけ、30分以内に目の前の車を抜くだけ。
序盤でべべに落ちたチームが60分でここまで登ってきた。残り30分先も登るしか決勝へ進む道はねぇ。

5位進出に浮かれていた空気も一瞬で沈静化。これから30分の長く痺れる戦いに見るもの全てが吸い込まれていくのであった。



つづく

鯛QQQQQQ SC-3

2009.11.06 10:43
前回のあらすじ

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車検でタイヤの溝を指摘されたチーム関西。予備を持たない我々はなんとか現地調達でスタートに立つ。

これから始まる大レース♪

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ゴホン、今日は本編の前に耐久レースについて説明を少し。

我々が参加した耐久レースは掛川を舞台に60チーム以上がエントリーしています。
それを参加チームが希望する時間帯によって4つのレースに分けて1レース16台で争い、その各レース中で上位に進出したチーム(今回は4位まで)がワーチャンと同時に開催される決勝大会へ進むことが出来ます。
タミグラー憧れのワーチャン会場。全日本を戦い抜いて代表権を得る道のりに比べれば、16チーム中4位までに入ればカーペット路面を走行できる耐久レースは"比較的"ハードルが低いわけです。

しかし決勝へ進むにはあくまで4位までに入ることが重要で、120周走っても5位で決勝に行けないチームもあれば、110周でも4位以内に入って決勝へ行けるチームも出てきます。どの時間帯を選ぶか?出来るだけ強豪と当たらないのはどこか?
エントリーの時点で神経戦は始まっているのです。

そんな中、我々が今回選択した時間帯は12:00スタートのSC-3。
2007年に初参加した時に集めた情報ではSC-3は昼間のレースでタイヤに負担が掛かるし、時間的余裕から地元や近郊の強豪チームが参加することが多いため、初掛川のチームにとっては最も難易度が高いと聞いておりました。

♪だのーにー なーぜー えすしーーー すりーーー 

♪君はいくのーかー そんなーに してーまでー

いやー、四国勢がSC-1で岡山勢がSC-2にエントリーしてたんで、人や道具借りること考えたらSC-3しかなかったんすよ、エヘヘヘ。
それにこの時間なら朝ゆっくり出発できるし、帰りに「さわやか」寄るにも混んでない時間帯だと思ったんで、迷わずSC-3でエントリーしたわけ。
え?神経戦はどうしたんだって?
・・・ま、いーじゃん、このメンバーなら何とかなるでしょ(この安易な選択が地獄に突き落とすことになる)



さ、レース時間が間近に迫って、ポンダーチェックの前に行われる練習走行。
前回参加した時は5分程度しかなくてほとんど走れないドライバーもいましたが、今回は20分程度時間があったのでドライバー陣全員に練習してもらうことが出来ました。ピットから動きを見ていると、どうも動きがしんどそう・・・ピクピクで曲がりすぎてる感じですね。路面も想像以上にうねりが大きく、アップダウンで巻く気配もありそう。
ドライバーにとって初めての耐久、初めての掛川、初めての車、しんどいことは百も承知してる。
ここは耐久経験のある私がナビゲートしてやらないと、と事前に用意したトランシーバーでドライバーに色々と指示をするも車の動きに変化無し。ドライバー交代を指示しても交代無し。

・・・えーと、ガン無視ですか?

ダッシュで操縦台へ向かうとトランシーバーの調子が悪くて全然聞き取れないらしく、あれやこれや試してもイマイチ調子が悪い。
家で試した時はうまくいってたのに!夢で見たのと違うー!

とりあえず音量調整だけしてピットへ戻り、充電のチェック。よしよし、2本仕上がって残り3本充電すればOKよ。
これをピピッとセットした頃にはドラミ&コンデレが始まり、レース開始5分前。

実はこの日の掛川は降水確率がかなり高く、午後3時から雨が降る予報。ドラミ時点でもかなり雨雲が広がってきていまして、これについてオフィシャルから『雨が降ったらその時点で終了』と到達されます。天気予報を信じればSC-3は雨の降り始めが終了ギリギリぐらい、なんとか90分は走れる感じなんで、特に序盤から飛ばさず90分走り抜く気持ちでバッテリー交換のスケジュールはあえてそのまま。
コンデレは気がつかない間にサクッと終わり、使い回しボディはもちろんスルー。

ちょっと横道にそれますが、今の部署に変わるまで私の本職は10年間工程管理でした。作業の負荷に合わせて各工程のスケジュールを時間から月単位まで練り、無理無駄ムラの無いタイムテーブルを組むのが私の仕事で今回の耐久も仕事の経験を生かしてバリッとしたテーブルを作りました。
タイムテーブルを作る時に主眼にするのはいかにロスを無くすか?ですが、それ以上に大事なのは想定外の事態がどれだけ起こるかのリスク管理。そしてそのリスクが発生しても最終的な工程は予定通りキッチリ終わらせる柔軟性のある予定を組むこと。

もちろん耐久もそれをふまえたテーブルを組みましたが、トランシーバー不調のためドライバー交代の指示がジャストタイムで出来ず、既にこの時点で事前に組んだ予定通りにドライバー交代&バッテリー交換が出来ない事態になっていました。

こうなりゃ、その時々のタイミングで指示orドライバーのタイミングに合わせてピット作業するしかねぇ。
この10年の仕事が無駄だったかどうか、それが今から試されるんだ。


グリッドではポンダーチェックを済ませた16台のマシンがスタートライン上でLEDを点灯させ、90分の戦いが幕を開けるのを今にも飛び出しそうな勢いで身構えています。
我がチームのスタートドライバーは某M氏。唯一掛川走行経験(バギーで6分だけど)があり、そのアグレッシブさで最大の難関となる第1コーナーの乱戦を任せるには適任と判断しました。ここを上手く抜けて車列がばらついた所からGT37代表経験のある2人のドライバーにバトンタッチし、ひたすら逃げるのが狙いです。


並ぶマシン
見つめるクルー

一瞬、止まる時間

・・・

スタート!スロットルオン!!


静けさを打ち破って、16台のマシンが操縦台前の短いストレートを駆け抜けて狭いインフィールドに切り込む!
直線で絡んだマシンはいない。ウチのは?黄色いFDはドコだ?

先頭から少し後れて目の前のシケインを黄色いFDが駆け抜けた。よし中盤から上位につけている!抜けた、上手く抜けてくれた!
想定通り、いや想定以上の3位という順位でスタートを切ることが出来、テンションは一気に上昇。さすが任せた甲斐あったわ~、この順位からなら普通に走りきれば決勝いけるで~と気が緩んだ数周目。

ピットから一番遠い右奥、バックストレートからインに入るコーナーでタイヤバリアにヒット!自分で回って後続に回され、次々抜かれて・・・


べべかよ!!!!!


声にならない声が色々聞こえた気がした。一気に力が抜けた。
でもまだまだ序盤だし、このチームなら取り返せるはず。それでも一応準備はしておこうかな・・・


思い出作りに私が走る用意を(笑)





つづく
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